2021.5.24
DIYで壁紙の張り替えをすると、リーズナブルにお部屋のイメージチェンジをすることができます。コツをおさえて手順通りに行えば、初めてのDIYでも満足のいく張り替えができるのではないでしょうか。今回は壁紙の張り替えの作業の流れや、覚えておきたいコツなどをご紹介します。
壁紙の張り替えに必要な道具をそろえたら、まず下準備をします。
お好みの壁紙を選んで購入する前に、まず必要な量を確認します。
張り替えをしたい部屋の壁の高さ・幅を測るのですが、窓やドアなど壁紙を貼らない部分をマイナスしていくので、壁の場合は立面図、天井の場合は平面図があるとわかりやすいです。部屋の壁を測り、切りしろ分や重ねて貼る分を考慮し、余裕をもって壁紙の必要量を計算しましょう。
例えば幅1mの壁紙を使う場合は1mすべてではなく、実際に使えるのは90cm程度となります。また壁紙の必要量は、床から天井までの高さに切りしろ分5cmをプラスした数値です。購入予定の壁紙の横幅を元に、張り替えに必要な長さを計算するといいでしょう。
壁紙のデザインによっては、重ねて貼る際に柄を合わせる必要があることも。その場合はさらに余裕をもって必要量を決めることをおすすめします。
壁紙をよりキレイに張り替えるには、既存の壁紙をはがして施工するのが一番です。ただし賃貸住宅の場合は既存の壁紙をはがせないことが多いのでご注意ください。
①既存の壁紙をはがす
壁の端っこ部分からカッターなどで壁紙に切り込みを入れ、はがしていきます。その前に照明スイッチなどのカバーを外しておくといいでしょう。
②下地を補修する
壁紙をはがしたあと、段差や穴があればパテで埋めていきます。パテを平坦に伸ばし、余分な部分をふき取って乾燥させたら、紙やすりなどでさらに平坦に仕上げましょう。
この時、平坦に仕上げないと、新しい壁紙に凹凸が浮き出てしまう可能性があるので、丁寧に行うといいですよ。
新しい壁紙を購入して下地処理を終えたら、いよいよ貼り付け作業です。ここではのりつきの壁紙を貼る方法と、のりナシの壁紙をホチキスで貼る方法を説明します。
賃貸住宅のお部屋でも、ホチキスを使う方法なら壁紙の張り替えをすることができますよ。ただし、念のため大家さんに確認しておきましょう。
①壁紙をカットする
新しい壁紙を、貼り付ける壁に合わせてカットします。必要な長さ+切りしろ分5cmでカットするといいでしょう。床から天井までの場合は+10cmでカットします。
②フィルムをはがして壁に貼り付ける
壁紙の裏面のフィルムを半分ほどはがし、壁に貼り付けます。切りしろ分を残すため、壁紙の上下左右が少しはみ出る程度に貼り付けましょう。
このとき少し離れた位置から見て、傾いていないかチェックするといいですよ。もし傾いていても、はがして貼り直すことができるので大丈夫です。
③空気を押し出す
貼り付けた壁紙の端から、なでバケを使って内部の空気を押し出していきます。
フィルムをはがした部分の空気を押し出したら、残りのフィルムをはがして貼り付けて、同じように空気を押し出しましょう。壁紙を重ねて貼り付ける場合は、ローラーなどを使いつなぎ目をしっかり圧着させます。
④壁紙の切りしろ分をカットする
壁と天井、また壁と窓などの境目に当たる部分に、竹べらで折り目を付けておきます。地ベラを端っこに合わせて壁紙をおさえ、余分な部分をカッターでカットしましょう。
⑤壁紙の重なった部分をカットする
壁紙が重なった部分に地ベラを当てて、2枚同時にカッターで切り込みを入れます。上になっているほうをはがしたら、下の重なっている部分も取り外しましょう。
⑥つなぎ目部分を圧着する
余分な部分を切り外したら、壁紙のつなぎ目をローラーなどでしっかり圧着させます。この要領で、どんどん貼っていきましょう。
①壁紙をカットする
のりつき壁紙と同様に、壁の高さに切りしろ分5cmを加えてカットします。天井までの場合は10cm加えてください。
②壁紙を仮留めする
壁紙の天井側が5cmほど出る位置に合わせて、数か所を押しピンなどで仮留めします。
③ホチキスで留める
壁紙の天井側からホチキスで壁紙を留めます。壁にしっかりと壁紙を沿わせながらホチキスで20㎝間隔で留めると、たわみにくくなりますよ。
④切りしろ分をカットする
ホチキスで1枚目の壁紙を留めたら、30cm定規などを使い壁紙に折り癖を付けて、切りしろ分を切り離します。
⑤両面テープを貼った壁紙をホチキスで留める
次に2枚目の壁紙の端に両面テープを貼り、1枚目の壁紙に2枚目の壁紙を3cm程度重ねて、押しピンで仮留めします。
両面テープをはがし1枚目と2枚目を貼り付けて、たるみに注意しながらホチキスで留めます。
6切りしろ分をカットする
切りしろ分や余った部分を、1枚目と同様に定規などを使っておさえてカットします。
最後に外してあった照明スイッチのカバーなどをセットして完成です。
最後に、DIYで壁紙を張り替える際のコツをまとめました。
DIYで張り替えをやってみよう!という方は参考にしてみてください。
以上の点に注意すれば、初めてでも意外とスムーズに壁紙の張り替えができますよ。
今回はDIYで壁紙の張り替えをする手順やコツをご紹介しました。
費用を抑えたい場合はDIYで張り替えするのがおすすめですが、やはり手間と時間がかかってしまいます。
DIYで壁紙の張り替えをする前に、一度プロの業者さんに詳しく聞いてみるといいかもしれませんね。