NEWS
MAcoatからのお知らせ

屋根材にはどんな種類がある?屋根材選びのポイントも解説

2025.4.24

屋根材にはさまざまな種類があり、それぞれ特徴があります。今回は屋根材の種類や屋根材選びのポイントのご紹介です。お住まいの屋根リフォームを検討している方や屋根材選びで迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

屋根の役割とは

地震や台風が多い日本において、屋根には次のような役割(性能)が求められます。

  • 防水性:雨から守る・雨漏りを防ぐ
  • 防風性:風から守る
  • 断熱性:紫外線や外気から守る・温度調節をする
  • 耐震性:地震の揺れから守る
  • 耐火性:火から守る
  • 耐衝撃性:落下物などによる衝撃から守る

また、以下のような役割・性能も重要です。

  • 遮音性・防音性:音や声を遮る・軽減する
  • 外壁の保護:外壁を雨や紫外線から守る
  • デザイン性:建物の外観や周囲の景観と調和させる

こうしてみると、屋根は安心・安全・快適な住まいを守っている重要な部位であることがわかります。しかし屋根材は種類ごとに特徴があり、価格や性能に差があるため、お住まいにとって最適な屋根材を選ぶことが大切です。

屋根材の種類と特徴

屋根材には以下のような種類があります。

  • 和瓦
  • 化粧スレート
  • 天然スレート
  • トタン
  • ガルバリウム鋼板
  • ジンカリウム鋼板
  • 銅板
  • アスファルトシングル

それぞれの特徴やメリット・デメリットを簡単に見ていきましょう。

和瓦

和瓦は粘度を使った焼き物の屋根材で、「陶器瓦」「日本瓦」「釉薬瓦」「いぶし瓦」などと呼ばれます。日本の伝統的な屋根材であり、重厚感のある美しさと耐用年数の長さが主な特徴です。

メリット 断熱性・防音遮音性・耐火性・通気性・耐久性に優れている
破損しても1枚単位で交換できる
塗装メンテナンス不要
デメリット 重量があり耐震性に影響する
地震の揺れや強風などによりズレたり破損したりすることがある
腕の良い職人を探すのが難しい
カバー工法は不向き
初期費用が高い
耐用年数 50年~100年
メンテナンス 10年~15年ごとに下地やしっくいの定期点検が必要
価格帯 9,000円~16,000円/㎡

化粧スレート

化粧スレートはセメントに繊維骨材を混ぜて作られた薄い板状の屋根材です。戸建て住宅で多く採用されており、「コロニアル」「カラーベスト」「人工スレート」とも呼ばれます。

メリット 施工しやすく比較的安価
カラーバリエーションが豊富
重量は瓦屋根の1/2程度と軽量で、耐震性に優れている
耐火性・断熱性に優れている
施工できる業者が多い
デメリット 素材自体に防水性がなく定期的な塗装メンテナンスが欠かせない 割れやすい
コケ・藻・カビが生えやすい
耐用年数 15年~30年(製造時期により異なる)
メンテナンス 10年~15年おきに塗装メンテナンスが必要
葺き替え・重ね葺きが可能(状態による)
価格帯 4,500円~8,000円/㎡

天然スレート

天然スレートは粘板岩などの天然の石を薄い板状にした屋根材で、ほかの屋根材にはない高級感のある風合いが魅力です。自然素材のため環境にやさしく耐久性に優れており、外壁材などに使用されることもあります。

メリット 防水性・耐久性・耐火性・デザイン性に優れている
塗装メンテナンス不要である
環境にやさしい
デメリット 施工費用が高額である
化粧スレートよりも重く耐震性が低い
国産はほとんど流通しておらず取り寄せに時間がかかる
割れやすい
耐用年数 割れない限り半永久的に使用できる
メンテナンス下地などの定期点検が必要
価格帯 10,000円~30,000円/㎡

トタン

トタンは亜鉛メッキ鋼板のことで、金属屋根の一種です。以前は多くの住宅で採用されていましたが、現在ではあまり見かけなくなっています。

メリット 軽量で耐震性に優れている
安価
耐火性が高い
雨漏りしにくい構造のため勾配がゆるい屋根でも施工できる
デメリット 耐用年数が短い
錆に弱い
断熱性・遮音性・デザイン性が低い
塗装メンテナンスが欠かせない
耐用年数 10年~20年
メンテナンス 7年~10年ごとに塗装メンテナンスが必要
カバー工法や葺き替えが可能(状態による)
価格帯 5,000〜6,000円/㎡

ガルバリウム鋼板

ガルバリウム鋼板は薄い鉄板にガルバリウム(アルミニウムと亜鉛合金、シリコン)でメッキを施した屋根材です。耐久性に優れており、屋根だけでなく外壁材にも採用されています。

メリット 軽量で耐震性に優れておりカバー工法に向いている
錆に強い(トタンの約4倍)
防水性・耐火性・耐風性が高く耐久性に優れている
勾配がゆるい屋根でも施工できる
デメリット 高額である
衝撃に弱くキズがついたりへこんだりしやすい
遮音性・断熱性が低い
塗装メンテナンスが必要である
耐用年数 30年~(塩害地域は15年)
メンテナンス 10年~15年ごとに塗装メンテナンスが必要
カバー工法や葺き替えが可能(状態による)
価格帯 6,000円~12,000円/㎡

アスファルトシングル

アスファルトシングルはグラスファイバー(ガラス繊維)にアスファルトを塗装し、表面に石粒を吹き付けたシート状の屋根材です。北米などでは100年以上前から使われていますが、日本で普及したのはここ10年程度なので比較的新しい屋根材といえます。

メリット 軽量で耐震性に優れている
割れにくく錆に強い
防水性・遮音性・耐候性が高い
デザイン性に優れている
デメリット 表面がざらざらしているためコケや藻などが発生しやすい
強風でめくれたり破れたりすることがある
石粒が落ちることがある
施工できる業者が少ない
耐用年数 15年~20年
メンテナンス 10年~15年ごとに塗装メンテナンスなどが必要
価格帯 5,000円~9,000円/㎡

屋根材選びのポイント

屋根材選びのポイントは次の3つです。

  • 価格(予算)
  • 屋根のデザイン
  • 耐用年数(メンテナンス周期)

価格を重視するならガルバリウム鋼板や化粧スレートがおすすめ。高級感のあるデザインにしたい場合はアスファルトシングル、和風住宅なら和瓦が向いています。できるだけ長く使い続けたいのであれば、耐用年数が長くメンテナンス周期が長い屋根材を選ぶとよいでしょう。

屋根材ごとの特徴やメリット・デメリットを把握し、あなたのお住まいに最適な屋根材を選んでください。

まとめ

快適な生活を維持するには、お住まいに適した屋根材、そして最適なリフォーム方法を選ぶことが大切です。屋根リフォームを検討している方は、リフォーム会社などとよく相談することをおすすめします。

デザイン性の高いおしゃれな外壁塗装・塗り替え工事はエムエーコートにお任せください。
次世代塗料オプティマス、PORTER’S PAINTS(ポーターズペイント)正規代理店。
水戸市を中心に、ひたちなか市・水戸市・那珂市・城里町・東海村・常陸太田市・日立市・笠間市・茨城町など広く対応しております。

Repaint your life!
MA coat inc.
株式会社 MA coat
〒310-0914茨城県水戸市小吹町2383−1
TEL.0120-980-859