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屋根カバー工法とは?塗装・葺き替えとの違いも解説

2025.3.17

今回は屋根リフォームのひとつ、屋根カバー工法についてご紹介します。屋根カバー工法のメリット・デメリット、葺き替えとの違いなどをまとめました。

「屋根リフォームは塗り替えじゃだめなの?」

「カバー工法と葺き替えのどっちを選ぶべき?」

このような方はぜひ参考にしてみてください。

屋根カバー工法とは

屋根カバー工法とは、もともとある屋根の上に防水シートと新しい屋根をかぶせる工事方法です。スレート屋根のリフォームとして採用されることの多い工法で、重ね葺きやカバールーフ工法とも呼ばれます。

カバー工法で施工すると屋根が二重になるため、耐震性などを考慮して軽量の屋根材を重ねるのが一般的です。既存の屋根の状態にもよりますが、スレート屋根や金属屋根に金属屋根をかぶせるのが主流となっています。

なお、屋根の重量が増えることなどから瓦屋根には施工できません。

屋根カバー工法のメリット

屋根カバー工法のメリットは主に以下の5つです。

・コストを抑えやすい

屋根カバー工法には、葺き替え工事よりもコストを抑えやすいというメリットがあります。既存の屋根を撤去する必要がなく、撤去費用や廃材処理費用などが発生しないためです。

・工事期間が短くなりやすい

屋根カバー工法では既存の屋根の撤去作業がないため、葺き替えよりも工事期間が短くなるのが一般的です。また撤去作業費用がかからないので、結果としてコスト削減につながります。

・防水性・断熱性・防音性が向上する

屋根カバー工法には、防水性・断熱性・遮音性が向上するというメリットがあります。既存の屋根に新しい防水シートと新しい屋根をかぶせて二重にするためです。雨漏りのリスクが低くなるだけでなく、外気(特に冷気)の影響を受けにくくなるため、光熱費の削減効果も期待できるでしょう。

また遮音性が高まるので、雨音や飛行機の音などが気になるお住まいにも向いています。

・工事中のストレスが少ない

屋根カバー工法は、塗装や葺き替えに比べると工事中のストレスが少ないといえます。塗装工事では塗料のにおいが、葺き替えでは屋根の撤去作業に伴う騒音や振動、ほこりなどがストレスになることがありますが、カバー工法の場合その心配はありません。においやほこり対策で窓を閉め切る必要もほとんどないため、通常通りに生活できるでしょう。

※足場設置・解体作業による騒音を除きます。

・アスベストの飛散の恐れがない

屋根カバー工法の工事ではアスベストが飛散する恐れはほぼありません。屋根カバー工法では既存の屋根を撤去しないからです。

なお、2006年以前に建てられた建物の建材にはアスベストが含まれていることがあります。建物の解体・改修工事をする際は、有資格者による事前調査が必須となるためご注意ください。

※アスベスト製品は2006年に全面使用禁止になっています。

屋根カバー工法のデメリット

屋根カバー工法には以下のようなデメリットもあります。

・屋根が重くなる

屋根カバー工法は既存の屋根に新しい屋根をかぶせるため、どうしても重量が増えてしまいます。その結果、耐震性に影響を及ぼす可能性があることを覚えておきましょう。

・屋根の下地補修が必要な場合は不向きである

既存の屋根の劣化が激しく下地補修などが必要な場合は、カバー工法によるリフォームは不向きです。補修工事を行わずに屋根をかぶせてしまうと、やがて下地部分が屋根の重さに耐えられなくなったり、建物内部にまで被害が及んだりする可能性があります。下地の状態を入念に調査して、最適なリフォーム方法を提案してくれる業者を選ぶようにしましょう。

・次の屋根リフォーム費用が高額になる

屋根カバー工法で施工すると、次に行う屋根リフォーム費用が高額になります。すでに屋根を二重にしているため、次にリフォームするとなると屋根の全撤去&葺き替えを選ぶしかないからです。

その場合はカバー工法にかかった費用よりも高額になるので、将来的なリフォームを考慮して施工方法を選ぶことをおすすめします。

カバー工法と塗装・葺き替えの違い

屋根カバー工法と屋根塗装・屋根葺き替えには以下のような違いがあります。

  屋根塗装 屋根カバー工法 屋根葺き替え
費用 カバー工法より低額 葺き替えより低額 カバー工法より高額
工事期間 カバー工法より短い 葺き替えより短い カバー工法より長い
耐震性 影響しない 影響を与える可能性がある 新しい屋根材の種類によっては向上する
耐久性 約10~15年 約20~30年 約20年~50年以上(屋根材により異なる)
雨漏り 塗装だけでは解決しない 解決する 解決する
美観 キズなどを隠し切れないことがある 向上する 向上する
既存の屋根 撤去しない 撤去しない 撤去する(廃材が出る)

※屋根や屋根下地の状態などにより異なります。

<塗装>

屋根塗装工事はもっとも費用を抑えやすく、工事期間も短めです。

ただし修繕が必要となると追加費用がかかり、工事期間も長くなります。

そして、塗装では雨漏りの根本的な解決にならないので注意が必要です。

<葺き替え>

葺き替えはほぼすべての屋根に施工できるリフォーム方法です。

既存の屋根を撤去して下地補修なども行うため、雨漏りに不安がある方に向いています。

ただし塗装やカバー工法よりも大掛かりな工事になるので工期が長く、費用も高額です。

屋根カバー工法が向いているケース

屋根カバー工法が向いているのは次のようなお住まいです。

  • 化粧スレート屋根・アスファルトシングル屋根・金属屋根である
  • 下地の劣化が軽度で雨漏りしたことがない(ただし調査が必要)
  • 屋根リフォームは今回が最後の予定である

このような場合はカバー工法を検討してみるとよいでしょう。

まとめ

屋根カバー工法は葺き替えよりもコストを抑えやすく、塗装よりも雨漏りのリスクが少ないリフォーム方法です。とはいえ屋根塗装で済む可能性もありますし、葺き替えが必要な状態である可能性もあります。屋根のリフォームをする場合は、信頼できるリフォーム会社や工務店に相談してみてください。

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