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シーリングとコーキングに違いはある?種類や役割についても解説!

2024.1.22

外壁塗装について調べていると、「シーリング」や「コーキング」という言葉が出てきますが、「シーリングとコーキングって何が違うの?」と思ったことはないでしょうか。実はこの2つの言葉は同じ作業・工程を意味しています。

今回は、作業や工程は同じなのに呼び方が異なる理由や、シーリング(コーキング)の役割などをまとめました。業者に見積もりを依頼するときや塗装工事中などにも耳にする言葉なので、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

シーリングとコーキングは同じ作業!

 

外壁塗装において、シーリングとコーキングは同じ作業・工程を意味します。窯業系サイディングのボードとボードのつなぎ目や、窓サッシまわりなどの隙間を埋める作業のことで、呼び方が違っても作業内容は同じです。

もしも塗装業者の営業マンが「シーリング」と言い、職人さんが「コーキング」と言ったとしても、工事内容に違いはありません。また「シーリング」や「コーキング」のほか、「シール」や「シール工事」などと呼ばれることもありますが、すべて同じ作業です。

ただし、「シーラー」は全く別のものを指しています。シーラーは下塗り材(プライマー)のことで、仕上げ用の塗料やシーリング材の密着性を高めるために使用するものです。

名前が似ているため間違えやすいのですが、まったく別のものであることを覚えておくとよいでしょう。

 

同じ作業なのに呼び方が異なるのはなぜ?

 

シーリング、コーキング、シール工事など、同じ作業なのに呼び方が異なる理由は主に次の2つです。

  • 業種により呼び方が異なるため
  • 呼び方が統一されていないため

それぞれ説明していきます。

 

・業種により呼び方が異なるため

同じ作業でさまざまな呼び方をする理由の一つは、業種によって呼び方が異なるためです。シーリング(コーキング)という言葉は外壁塗装業界や建築業界だけでなく、造船業界や自動車産業でも使われています。しかし、業種によって呼び方(使い方)が異なります。

かつて造船業界では、船体を造る工程では「コーキング」、蒸気機関を造る工程では「シーリング」というように、同じ業界内で異なる呼び方をしていました。各業界で2つの呼び方を併用しているのは、その名残であるといわれています。

 

・呼び方・商品名が統一されていないため

もう一つの理由は、同じ業界内での呼び方や商品名が統一されていないためです。たとえば外壁塗装業界の場合、「シーリング」と呼ぶ人もいれば、「コーキング」と呼ぶ人もいます。しかし、どちらも同じ作業を指しており、どちらか一方が間違っているわけではないため、呼び方が統一されていないのです。

また、「○○コーク」や「●●シーラント」といった商品名を使っているメーカーもあります。このように、メーカー側が商品名を統一していないことも呼び方が異なる理由となっています。

 

シーリング(コーキング)の役割

 

シーリング(コーキング)には次のような役割があります。

  • 防水性を高める
  • クッション材として建材を保護する
  • 接着剤として建材を固定する

なんのためにシーリング(コーキング)という作業を行うのか、それぞれ詳しく説明していきます(ここからは「シーリング」に統一します)。

 

・防水性を高める

シーリングの役割のひとつは、建物の防水性を高めること。窯業系サイディングなどの外壁材同士のつなぎ目や、窓サッシまわりなどに隙間があると、雨水が浸入しやすくなります。シーリング材で隙間を埋めるのは、雨水の侵入を防いで雨漏りを防止するためです。シーリング材がひび割れたり剥がれたりすると雨水がしみ込みやすくなるため、定期的にメンテナンスを行いましょう。

 

・クッション材として建材を保護する

シーリングにはクッション材としての役割もあります。建材同士の隙間にシーリングを挟むのは、建材同士がぶつかり合うのを防ぐためです。

たとえばサイディングボードを隙間なく貼り付けてしまうと、温度や湿度の変化、雨風や地震による揺れなどの影響を受けやすくなり、ボードが割れたりゆがんだりする恐れがあります。シーリングはクッション材として建材を保護し、建物の耐久性を高めているのです。

 

・接着剤として建材を固定する

シーリングには接着剤としての役割もあり、小さなひび割れや破損の補修にも使われます。また、雨漏りの応急処置として使われることもありますが、あくまでも一時的な処置です。雨漏りの場合は原因を調べて適切な処置をする必要があるため、応急処置をしたあとは必ず専門業者にみてもらいましょう。

 

シーリング(コーキング)の種類

 

シーリング材には次のような種類があります。

  • ウレタン系
  • 変成シリコン系
  • アクリル系
  • シリコン系

ただし、外壁に不向きなシーリング材もあるので注意が必要です。ここではそれぞれの特徴をまとめました。

 

・ウレタン系

ウレタン系は耐久性に優れ、建材と密着しやすいシーリング材です。ただし紫外線に弱く、塗装により保護する必要があります。

 

・変成シリコン系

変成シリコン系は比較的耐久性や耐候性に優れたシーリング材で、シリコン系と異なり上からの塗装が可能です。硬化するまでの時間が短く扱いやすいシーリング材で、外壁の目地への使用に適しています。

 

・アクリル系

アクリル系は水性で、湿気のある箇所でも使用可能なシーリング材です。内装の目地などに使用されますが、耐久性や耐候性が低いため外壁には向いていません。

 

・シリコン系

シリコン系は最も一般的なシーリング材で、耐久性・耐候性・耐水性・耐熱性に優れており、キッチンやお風呂などの水回りで使われています。ただし上から塗装することができないため、外壁以外に使用することが多いです。

※シリコン系と変成シリコン系は全く別のものなので注意しましょう。

 

まとめ

 

外壁塗装業界では「シーリング」と「コーキング」は同じものを指しているため、人によって呼び方が違ったとしても心配ありません。シーリングには雨水の侵入や建材同士がぶつかることを防ぐという大切な役割があり、劣化すると建物の耐久性に影響を与える可能性があります。そのため、適切な時期にメンテナンスを行うことが大切ですが、タイミングがわからない…という場合は、専門業者に相談することをおすすめします。

 

 

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