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中古住宅の外壁塗装のタイミングは?購入時に塗装工事をする3つのメリット

2023.9.16

 

中古住宅を購入して長く快適な暮らしをするには、定期的な外壁塗装が欠かせません。

しかし、

「中古住宅はどのタイミングで外壁塗装をするべき?」

「中古住宅だけどきれいな外観だから塗装工事しなくてもいいよね」

このような方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、中古住宅の外壁塗装のタイミングについてご紹介します。購入時(引っ越す前)に外壁塗装をするメリットや、中古住宅で起こりやすい外壁トラブルもまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。

 

中古住宅の外壁塗装が必要な時期を知るには?

 

 

中古住宅の外壁塗装が必要な時期を知る主な方法は次の4つです。

  • 築年数を確認
  • 外壁塗装歴と塗装内容を確認
  • 外壁の劣化サインを確認
  • インスペクションの実施

それぞれ詳しく説明していきます。

 

・築年数を確認

外壁塗装のタイミングは建物の築年数から算出することができます。一般的な戸建て住宅の場合、外壁塗装のタイミングは10年に1度が目安です。そのため、築年数10年以上の中古住宅は外壁塗装の時期を迎えている可能性があります。

ただし、新築から10年以上経過している中古住宅でも、過去に外壁塗装を行っていることも考えられるため、「外壁塗装歴」も合わせて確認しましょう。

 

・外壁塗装歴と塗装内容を確認

過去の外壁塗装工事について確認することで、次の外壁塗装の時期を知ることができます。たとえば中古住宅の購入直前に外壁塗装が行われていれば、次の塗装時期はおよそ10年後が目安です。ただし、使用した塗料の種類や塗装方法などによって次回の塗装時期は異なります。過去にいつ外壁塗装を行ったのか、どこの業者がどんな塗料を使って工事したのかなど、「住宅履歴情報」などで確認しておくと安心です。

※「住宅履歴情報」・・・住宅のつくりや性能、建築後の点検や修繕、リフォームなどについての記録を保存・蓄積したもので、長期優良住宅は保存・蓄積が義務化されている

 

・外壁の劣化サインを確認

外壁に次のような劣化サインが見られる場合は、塗装工事を検討するタイミングです。

  • チョーキング現象
  • ひび割れ
  • 塗膜のふくれ・剥がれ、色あせ
  • コケ、カビ、藻の発生
  • サビの発生
  • シーリングのヒビ割れ、剥がれ

これらの症状は外壁の防水機能が低下していることを表しています。たとえ1年前に外壁塗装を行った中古住宅であっても、劣化サインが見られる場合は塗装メンテナンスを行いましょう。自分では判断できない・・・という場合は、外壁塗装業者などの専門家に調べてもらうと安心です。

 

・インスペクションの実施

ホームインスペクション(建物状況調査・住宅診断)を実施することでも、外壁塗装の時期を知ることができます。ホームインスペクションとは、建物の専門家である建築士が住宅の劣化や欠陥などを第三者的な立場で調査することです。調査の依頼先により異なりますが、屋根やバルコニー、天井や床、柱、土台や給排水・換気設備などが調査対象となっています。外壁だけでなく建物全体の修繕が必要な箇所について知ることができるので、不動産会社などに相談してみるとよいでしょう。

 

中古住宅に住む前に塗装工事を行う3つのメリット

 

 

中古住宅の外壁塗装は引っ越し後でも可能ですが、引っ越す前のタイミングで行うと次のようなメリットがあります。

  • 次の塗装タイミングを把握しやすい
  • 新築のようなきれいな建物に住める
  • 塗装工事中に感じやすいストレス対策になる

ひとつずつ説明していきます。

 

・次の塗装タイミングを把握しやすい

中古住宅の購入時に塗装を行うと、次の塗装時期を把握しやすくなります。外壁塗装のタイミングは10年に1度が目安なので、引っ越しから10年後を目安に外壁塗装を行うとよいでしょう。ただし、使用する塗料の種類などによって塗り替え時期は異なるため、塗装業者に定期的な点検を行ってもらうことをおすすめします。

 

・新築のようにきれいな建物に住める

中古住宅でも、外壁塗装を行うことで新築のようなきれいな外観になります。引っ越し前に外壁塗装をしておけば、しばらくの間は塗装の心配をすることなく、きれいな家で新生活を始められますよ。

 

・塗装工事中に感じやすいストレス対策になる

引っ越す前に外壁塗装を行うと、塗装工事中に感じやすいストレスとは無縁です。住みながら外壁塗装工事を行う場合、足場や養生シートの設置による騒音や窓の開け閉めの制限、塗料のニオイなどがストレスになることがあります。外壁塗装工事を済ませてから引っ越せば、これらのストレスを感じることはありません。

 

中古住宅購入の際に起こりやすい外壁塗装トラブル例

 

 

最後に、中古住宅購入時や購入後にありがちな外壁塗装トラブルをいくつかご紹介します。

  • 質の悪い塗料を使っていたためすぐに塗膜が剥がれてきた
  • ひび割れなどの補修をしないまま塗装されていた
  • プロによる塗装ではなく素人がDIYで塗装していた

このような場合はできるだけ早めに塗装や補修工事を行う必要があります。

外観がきれいだったから外壁塗装について確認しないまま購入したが、高額なメンテナンス費用がかかった」というケースも少なくありません。中古住宅購入後の外壁塗装トラブルを避けるためにも、外壁塗装歴などをしっかり確認しておきましょう。

 

まとめ

 

 

中古住宅を購入する場合、どんなにきれいな見た目でも、外壁がどのような状態なのか確認することが大切です。

外壁塗装のタイミングは築年数や外壁塗装歴などから判断できますが、プロの業者に調査してもらうとより正確な時期を知ることができます。

また、中古住宅を購入するタイミングで外壁塗装をしておくとさまざまなメリットがあるので、引っ越し前の外壁塗装も検討してみてください。

 

 

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