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コンクリート打ちっぱなしの家も外壁塗装が必要?

2022.2.19

コンクリート打ちっぱなしの家はデザイン性が高く人気があります。

「コンクリートの外壁なら頑丈だしメンテナンスしなくて大丈夫!」と考えがちですが、コンクリート打ちっぱなしの家も外壁メンテナンスが必要です。

今回はコンクリート打ちっぱなしの家のメリット・デメリット、外壁塗装のメンテナンスについてご紹介します。コンクリート打ちっぱなしの家に住んでいる方、住んでみたい方は参考にしてみてください。

 

コンクリート打ちっぱなしのメリット

 

 

コンクリート打ちっぱなしの家には次のようなメリットがあります。

 

・デザイン性が高い

コンクリート打ちっぱなしの家はシンプルでスタイリッシュな外観であり、デザイン性が高いというメリットがあります。モダンで無機質、おしゃれな家に住みたい方に向いているといえるでしょう。

 

・柱が不要なため空間を広く活用できる

コンクリート打ちっぱなしの家は柱ではなく壁で建物を支える構造です。一般的な木造住宅と異なり間仕切りを少なくすることができるため、空間をより広く活用することができます。

 

・耐火性に優れている

コンクリートは耐火性に優れており、万が一火災が発生しても燃えることはありません。そのため木造建築に比べて火災保険料を安く設定できるというメリットがあります。

 

・遮音性に優れている

コンクリートは木材よりも密度が高く遮音性に優れています。シアタールームやスタジオなど、近所への音漏れが心配な場合に最適な材質です。

 

コンクリート打ちっぱなしのデメリット

 

コンクリート打ちっぱなしの家にはデメリットもあります。

 

・断熱性が低い

コンクリートは断熱性が低く、外気の温度が伝わりやすいというデメリットがあります。夏は暑く冬は冷え込みやすいため、適温にするには光熱費がかかりやすいといえるでしょう。

 

・汚れが目立ちやすい

コンクリートは水分を吸収しやすいという特徴があり、外壁についた雨水と共に汚れも吸収してしまいます。

水分は蒸発しても水垢や汚れはしみ込んでいるため、黒っぽいシミとなって目立つケースが多いです。

 

・結露しやすい

コンクリートに含まれている水分は結露の原因になります。また結露はカビの発生につながるため、室内の換気や除湿などの対策が必要です。

 

コンクリート打ちっぱなしの家の劣化症状

 

 

コンクリート打ちっぱなしの家の劣化症状には主に次のようなものがあります。

  • ひび割れの発生
  • カビの発生
  • 建物内部への水の侵入
  • コンクリート表面の剥げ

このような症状が見られたら、高圧洗浄やひび割れの補修、外壁塗装など適切なメンテナンスが必要です。

 

コンクリート打ちっぱなしの家の外壁塗装方法

 

 

コンクリート打ちっぱなしの家の外壁塗装の方法は主に次の4種類です。

  • 撥水剤の塗布
  • 弾性塗料で塗装
  • カラークリヤー工法
  • 打ちっぱなしコンクリート描写再現工法

・撥水剤の塗布

コンクリート表面に水をはじく効果のある撥水剤を塗る方法です。外壁の防水性を高め、雨水による劣化を防ぐ効果があります。無色透明のため、コンクリート独特の質感をそのまま活かすことができますが、ひび割れの補修をした場合は補修跡を隠すことができません。

また耐用年数は3年~7年と比較的短いので、早めにメンテナンスをする必要があります。

 

・弾性塗料で塗装

高い防水性を備え、伸縮性に優れた弾性塗料を塗る方法です。外壁の下地にひび割れが発生した場合、ひび割れの表面化を防ぐ効果があります。ただしコンクリートの外壁を塗りつぶすことになるため、独特の質感が失われてしまうことがデメリットといえるでしょう。

ひび割れの補修跡を隠したい場合や、コンクリート打ちっぱなしの外壁のイメージチェンジをしたい場合などに向いている方法です。

 

・カラークリヤー工法

透明な塗料に着色剤を混ぜたカラークリヤーという塗料を塗る方法です。耐用年数は5年~10年と比較的長く、コンクリートの防水性と耐久性を高めることができます。

コンクリート内部の鉄筋のサビや塗装ムラを防ぐ効果もあり、質感をそのままに耐久性を高めたい場合におすすめの方法といえるでしょう。

 

・打ちっぱなしコンクリート描写再現工法

打ちっぱなしコンクリート描写再現工法とは、劣化した外壁表面を塗装によって新築時のような状態にする方法です。光触媒コーティングやフッ素系塗料と組み合わせることでカビや汚れの発生を防ぎ、外壁の耐久性、遮熱性を高めることができます。

ただし非常に高い技術力を必要とする方法のため、施工できる業者が限られているのがデメリットといえるでしょう。

 

まとめ

 

コンクリート打ちっぱなしの外壁は、6年~7年を目安に塗装メンテナンスするのがおすすめです。ただし使用する塗料の種類や劣化状態などにより塗装のタイミングは異なります。コンクリート打ちっぱなしの外壁メンテナンスについては、専門業者に確認してもらうとよいでしょう。

 

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