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MAcoat の豆知識

水切りはどこの部分?塗装が必要な理由は?

2022.1.15

家には「軒天(のきてん)」や「破風板(はふいた)」など様々なパーツがあり、それぞれ重要な役割があります。

今回ご紹介するのは「水切り」についてです。

水切りはどこの部分でどんな役割があるのか、また塗装が必要な水切りの素材についても説明していきます。

 

 

そもそも水切りとは?

 

 

水切りとは建物に雨水が浸入しないために設置する雨仕舞い用金具のことです。

代表的なものは外壁と基礎の境目にある「土台水切り」(腰水切り)ですが、屋根の軒先に設置する「軒先水切り」や外壁と屋根が接している部分に設置する「雨押え水切り」などがあります。

 

・水切りの役割

水きりの役割は雨水が建物内に侵入しないようにすることです。

たとえば外壁と土台・基礎の間には隙間があるため、土台水切りを設置しないと雨水が浸入してしまいます。

雨水の侵入による土台・基礎の腐食やシロアリの発生を防ぎ、建物の耐久性を高めているのが土台水切りなのです。

 

・水切りがない家もある?

建物の構造状、水切りが設置されていない家もあります。

雨水が外壁を伝わり土台や基礎部分に流れ込まない構造であれば、水切りがなくても問題ありません。

ただし横殴りの雨や豪雨などで雨水が土台や基礎部分に入り込む可能性もあるため、水切りを設置したほうが安心といえるでしょう。

 

水切りに塗装が必要な2つの理由

 

 

建物の耐久性を高めるという重要な役割がある水切りにも、塗装が必要です。

ここでは水切りに塗装が必要な理由について説明します。

 

・素材を保護するため

水切りを塗装するのは水切りの素材を保護するためです。

水切りの素材にもよりますが、雨水や紫外線により劣化してしまうため定期的に塗装をして保護する必要があります。

水切りの主な劣化症状はサビの発生や色褪せで、サビ止めや再塗装で修復可能なケースが多いです。

ただしへこみや穴がある、割れているというような場合は、雨水の侵入を防ぐため水切りの交換が必要になることもあります。

 

・美観を保つため

水切りを塗装することで建物の美観を保つことができます。

塗り替えの時に外壁や屋根だけを塗装すると、塗装していない水切りが悪目立ちしてしまう可能性が高いです。

水切りは建物のいたるところに設置してあるため、せっかく塗り直しをしたのに水切りの色褪せが気になる…ということになりかねません。

お住まいの塗り替えのときには水切りの塗装も同時に行うとよいでしょう。

 

塗装しないほうがいい水切りもある

 

 

水切りには素材によっては塗装が向かないものもあります。

塗装できる素材と塗装しないほうがいい素材をご紹介しますが、判断が難しい場合は塗装業者さんに確認してもらいましょう

 

・塗装できる素材

塗装できる水切りの素材はスチール製、鉄製、塩化ビニル製、塩ビ鋼板です。

スチール製や鉄製は劣化するとサビが発生するため、放置しておくとやがて水切りそのものがもろくなってしまいます。

また塩化ビニル製の水切りは紫外線により劣化し、放置すると割れてしまう可能性が高いです。

素材を保護し長持ちさせるために定期的な塗装をすることをおすすめします。

 

・塗装しないほうがいい素材

塗装しないほうがいい水切りの素材は、アルミニウム製、ステンレス製、銅製です。

塗装しない理由には、素材のほうが耐久性が高くサビにくいことがあげられます。

またアルミニウム製、ステンレス製は塗料との密着性が悪く、塗装してもすぐに剥がれてしまうことも理由のひとつです。

塗料を塗ることはできますが、剥がれるとかなり残念な見た目になってしまいます。

「塗れない」のではなく「塗らないほうがよい」ということを覚えておくとよいでしょう。

 

水切りを塗装する時のポイント

 

 

最後に水切りを塗装するときのポイントをご紹介します。

 

・外壁塗装と同時に行う

水切りを塗装する場合は外壁塗装と同時に行うことをおすすめします。

土台水切りの塗装であれば足場を設置しなくても作業可能ですが、軒先水切りなど高いところにある水切りの塗装には足場が必要です。

一般的な30坪程度のお住まいの場合、足場の設置費用は約15万円~かかります。

外壁塗装と同時に行うことで足場設置費用を1回分にすることができますよ。

 

・水切りの素材に合う塗料を使う

水切りの塗装をする場合は、素材に合う塗料を選ぶ必要があります。

特に注意したいのは塩ビ鋼板が使われている水切りです。

塩ビ鋼板とは鋼板を塩化ビニール樹脂でコーティングしたもので、一般的な塗料を使うとべたつきや塗膜の膨れといった不具合が出てしまいます。

塩ビ鋼板には塩ビ鋼板専用の下塗り塗料を選ぶ必要があるため、見積もりに記載されている塗料について確認しておくとよいでしょう。

 

・サビが出ていたらサビ止めをする

水切りにサビが出ている場合はサビ止め塗装が必要です。

汚れや古い塗膜と共にサビを落として、サビ止め効果の高い塗料で下塗りをします。

サビ止め効果のある塗料についても確認しておくと安心です。

 

まとめ

 

 

今回は水切りについてご紹介しました。

水切りは建物に雨水が入らないようにする重要なパーツで、素材を保護し美観を保つために塗装が必要です。

外壁塗装をする場合は、水切りも同時に塗り直しすることを検討してみてください。

 

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